セルフチェックと#1 基本の動き<チンタック&ネックロール>
いよいよ3週目の始まりです。
2週目まではいかがでしたか?毎日エクササイズできていたでしょうか?2週目は骨盤をコントロールしていきました。
3週目のテーマは「ヘッドコントロール」です。
ヘッドコントロールとは
・頭の位置をベストなポジションに持ってくる感覚を養う
・頭の位置をベストなポジションでキープする筋力と柔軟性を養う
・頭を体の仕組みを理解して無理なく動かす
ということを目標にします。
まずはセルフチェックで、あなたのヘッドコントロール力をみてみましょう。
<チェック1姿勢のカーブ>
壁に頭と背中をつけて立ちます。
壁に体のどの部分がついていて
壁との空間がどれくらいか感じてみましょう。
第1週目の基本の呼吸で床に寝て同じようなチェックをしました。
床に寝ている時は重力が体の縦軸にはかかりませんので、
立っている時よりも姿勢は取りやすくなります。
立った時は5〜6キロある頭を体のてっぺんに持ってくるために
重力に抗い、体の様々な筋肉を使って姿勢を保たなくてはいけません。
意外に大きなカーブを作ってしまっていることがあるので、どれくらいが理想かを知っておきましょう。
背中の空間の大きさを確認します
この空間は手のひら1枚分くらいであることが理想です。
拳一つ分以上入ったり
全然空間がないと姿勢が歪んている可能性があります。
<チェック2 ネックロール>
次に頭を動かしてみましょう。壁からあまり体を離さずに頭を動かすことができますか?
次にゆっくり体を前に倒してみましょう。
<チェック3 前屈>
頭と体を前に倒してみましょう
頭から背中が引き剥がれていくように上から順番に背中の一番後ろにカーブが突き出た女性の場合はブラのラインくらいまでゆっくり倒して持ち上げましょう。
この時頭を離すととすぐに背中が離れてしまわないかみてみます。
<チェック4 後屈>
今度は壁にお腹をつけて立ちます。
そこから顔がギリギリ離れないくらいに上を見上げたら胸が引き剥がれていくような感覚で反ってみましょう。
みぞおちくらいまで反ることができますか?
以上の項目を下記のチェックシートを使ってチェックして点数をつけておきましょう。
2点以下の人は姿勢の悪さの原因がヘッドコントロール力不足によるものである可能性大です。
今週しっかり頑張りましょう。
<ヘッドコントロール#1>
〜チンタックとネックロール〜
エクササイズに入る前にチンタックとネックロールのおさらいです。
これはできるようにしておきましょう。
(チンタックとネックロールは「首肩こり解消!簡単リセット術」で詳しくお話ししています。そちらを受講ずみの方もおさらいしてみましょう。)
〜チンタックをしていきましょう。〜
チンとは顎のことですが、
「顎を引く」というと下に引いてしまう場合があります。
チンタックでは顎を真後ろに引いて頭を体の上に持ってきます。
横から見て耳たぶが肩の上のあたりにくることを確認しましょう。
〜ネックロールをしていきましょう〜
首肩こりのひどい人で特に頭痛のひどい方はネックロールをしっかり行ってください。
首の後ろの頭と首の境目には
「後頭下筋群」と呼ばれる小さな筋肉がついています。
星のような形をしていることから「star muscle」と呼ばれることもあります。
この筋肉を使って頭を動かすと
首の一番上の部分を使って頭を動かすことができるようになります。
ところがこの筋肉を固めて大きな筋肉だけで頭を動かすと
首の真ん中からしたの方を大きく動かさなくてはいけなくなるので
首を痛めたり、引いては頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症になりやすくなります。
また後頭下筋群をかためて使うため、後頭部の筋緊張から頭痛を伴ってしまうことがあります。
一番細い頚椎をまんべんなく無理なく動かして頭の位置をコントロールする癖をつけていきましょう。
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